株式会社 道の奥ファーム メールマガジン バックナンバー
【No.6】黒豆栽培への挑戦 vol.3
2010年12月10日(金)
岩手県遠野市で、初めて栽培された黒豆は、
枝豆としても、乾燥豆としても、実際に販売されることはありませんでした。
生産量が少なく、関係者の中だけで、「美味しいな」と、食べて終わるくらいの量だったこともありますが、
この豆を誰かに販売しようという考えが、その時点ではまだなかったということです。
この年、『遠野でもある程度、黒豆の生産ができる』という目途は立ちましたが、
来年度からどうしていくのか。さらに生産面積を増やして、本格的に取り組むのか否か。
大きな岐路に立たされました。
そして、T氏が出した結論は、”本気で農業に取り組む”という答えでした。
本気で取り組むのなら、遠野に農業生産法人を立ち上げて、
会社組織として、遠野に根を張った事業として取り組む。
そこで、T氏に「やってみないか?」と声を掛けていただいたことが、
現在、私が遠野に移り住むことになったきっかけでした。
話を聞いた時、とてもやりがいがあるなと思いました。
また、農業に関心を持っていたのも事実です。
ただ、当時は関西に住んでおり、四国・愛媛出身の自分が単身で岩手に移り住むことを考えると、
家族はどうするのか?など、多少の不安はぬぐえませんでした。
しかし、T氏から農業にかける思いや夢を直接伺うと、自分の中で「挑戦してみたい」という気持ちが、
むくむくと湧き起こってきました。
こうして、2006年9月に、株式会社道の奥ファームは、農業生産法人として、第一歩を踏み出したのです。
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